・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd
パースは、改装後のイメージを伝えるものだ。
パースで改装イメージをプレゼンして、
クライアントに納得してもらい、設計の作業に進む。
設計・施工会社がよくやっているだろう。
だが当社の場合は、VMDの会社なので少し違う。
商品をどのように並べるのか?
ディスプレイはどこに配置するのか?
POPはどのように表現してどこに設置するのか?
など、店舗というよりも、商品陳列・配置も
重要な要素になるので、パースにそれら情報を
入れなくてはいけない。
しかも、少々難解なのは、パースに商品やPOPを入れたところで
客目線で売場の見え方が違うことだ。
来店客の進む方向や目線の高さ、
什器配列や通路の組み方、POPやサインの位置で、
商品陳列・展示の見え方が違ってくる。
そんな時は、動画CADでつくるのがベスト。
それによって、外から入って来る客がどのように
店頭ディスプレイを見て、どのように店内を見渡すか?
通路をどのくらいの速度で歩いたら、商品が展示してある
売場の見え方は変化するか?
などがシミュレーションできるからだ。
デモサンプルをつくったので、少し見てみよう。
これは、目線の高さ150cmの人が店頭のウインドウを見て
店内に入り、奥のぬいぐるみ売場まで到達したことを
シミュレーションしたもの。
これは、メガソフトのPRO6というソフトでつくったもので
ソフトの価格は安く、当社でも売場塾の講座で紹介している。
●売場塾 CADプレゼン入門コース
おもしろいのが、
パースだとイメージだが、動画だと現実になって来る。
これが当社が、動画パースでよくプレゼンしている理由だ。
VMDは見た目の店舗デザインと違って
商品配置などかなり細かいところまで追求されるからだ。
画期的なことは、ディスプレイ位置を決める
際の事前デモができところ。
ディスプレイにはVP,PP,IPという構成があり、
これらを店頭から店の奥まで、どのように配置するかで、
客の売場立ち寄り率と滞在時間が決まって来る。
通路を行き来する来店客をどのディスプレイでキャッチし、
副通路に入っていただくか。
壁面のIP,PPはどのようなテーマで打ち出し、どのように
商品を陳列するか。
こんなことが客目線で事前に確認することができる。
このように、ビジュアルマーチャンダイザーは、動画を使いこなせば、
改装後の売場チェックをバーチャルでできる。
バーチャル・チェックできるので、改装後に
意外に商品が棚に入りきらなかったり、
ディスプレイが柱で隠れてしまうような「後の祭り」にならない。
当社は、「ユニットVMD」というサービスで、
動画パースを取り入れているが、
この「バーチャルVMD」は、ZOZOタウンのような
仮想空間にも活用できると思っている。
これからも、もっと深く追求していきたい。
●ユニットVMD
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