2007年09月05日

VMDの4つのジャンル

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd


この間は、VMDの利用者モデルの話をした。
今度は、VMDのジャンルの話をしよう。

VMDは下記の4つのジャンルに分けられる。

●SD ・・・ストアデザイン。お店や売場のデザイン

●MDP ・・・マーチャンダイズプレゼンテーション。
商品の陳列や展示。

●MD ・・・マーチャンダイジング。品揃えや分類。

●VM ・・・ビジュアルマーケティング。
売場販促を視覚化する。



VMDにおいてアパレルや雑貨はMDPの比重が高いが、
パソコンやカー用品はVMの比重が高い。

MDPはVP,PP,IPというディスプレイの
テクニックが活用されるが、それがやりやすいのは
雑貨やアパレル。

※VP,PP,IP
>>VMD用語辞典



逆にパソコンやカー用品はそのままではやりにくい。

パソコンやタイヤのディスプレイをどうするか?
という場合に、花やオブジェを飾ってディスプレイ
するだけ、というわけにはいかない。

そこで、VMの力が必要になってくる。

むずかしいパソコンやタイヤをどうやったら
視覚でわかりやすく見られるようにするか?
の技術が必要になってくる。


ずらっと並んでいるパソコンも使い勝手や
用途を2秒でわかるようにしなくてはいけない。

だから、VMD担当者は陳列やディスプレイは
さることながら、マーケティングを
マーチャンダイジングに取り入れて
融合させなくてはいけない。

当社では、それをマーキャンダイジングといっている。
>>マーキャンダイジング



●どんな客が
●その商品をどのように欲しているか?

を考えてみよう。
そうすれば答えは出てくるはずだ。


VMは外国のメーカーがうまい。

電気店にいったら、ダイソンとティファールの売場に
いってみよう。

日本の電気メーカーがやっていないVMDを
しているはずだ。

ティファールのアイロンのフェイスの仕方は
かなりの蒸気で衣料のシワがすぐに延びるのがわかる。

ダイソンは高回転のサイクロンがゴミを
ものすごい吸引力で取るのが視覚化されている。


アパレルでもカジュアルウエアでなく、
スポーツウエアになってくると、VMの比重が
大きくなる。

機能性が重視されるからだ。

一度、自分の担当する商品が
上記4ジャンルのどの位置に来るかを
考えてみよう。








・・・・ VMDセミナーのお知らせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・

成功する売場づくりの基本が短時間でわかります。
9月25日開催。

●VMD売場づくりの基礎セミナー



この記事へのトラックバックURL