・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd
売場、あるいはお店をリモデルする時は、
以下の3つのSを整理すると、うまくまとまる。
●店舗・売場の3S
Shop = どんなお店?
Shopper = 顧客は誰?
Seed = 競合はどこ?
Seedとは、シード選手とかシード校のシードという意味。
貴店のライバル店のことだ。
メーカーの売場だったら、ライバルメーカーの売場を指す。
それでは、個々に解説しよう。
●Shop = どんなお店?
あなたのお店はブランド化しなくてはいけない。
あるいは、系列店だったら、本部がブランド戦略を
きちんとつくり、店舗はそれを守らなくてはいけない。
「私のお店はこんな個性があるお店ですよ」
というコンセプトを固めるのがブランディングだ。
店をブランド化するには、下記を整理する必要がある。
・企業
・販売
・商品
・広告
・人材
・サービス
・財務
これを「ショップブランディング7つのサークル」という。
7つがきちんとひとつの輪でつながっていて、
初めてお店のブランドが確立するのだ。
「ショップブランディング7つのサークル」については
次回解説しよう。
●Shopper = 顧客は誰?
お店が飽和状態にある現在、
どんな人にも来てほしい・・・というお店はもうないだろう。
セグメンテーションといって、お店は顧客を
絞らなくてはいけない。
そのためには、今どんな客が来ているのか?
これからどんな客を集めたいのか?
を決めなくてはいけない。
元来は、デモグラフィック特性といって
・どんな年齢の
・どのくらいの年収の
・どんな職業の
・既婚か未婚か
などで顧客像をつくったが、
今はサイコグラフィック特性といって
・どんな趣味があって
・どんな週末の過ごし方で
・どんな食べ物が好きで
・誰と旅行行くのか
など、どんな気分や情感(サイコグラフィック)で
生活しているか?
がとても重要になってきている。
●Seed = 競合はどこ?
できれば、競争相手がいないのが好ましいが、
小売業態過多となった現在、そうはいかない。
次のことを整理しよう。
・市場はどこか?
・市場内に競合店舗はとれくらいあるか?
・競合店と差異化するための主軸は何か?
・差異化するためには、現状をどうすればいいか?
市場は、業態や地域により異なる。
コンビニは半径500m、
郊外の家電量販店は半径10K以内というように。
差異化するための主軸とは、
ハンバーガーショップでいうと、
店舗面積、メニュー、待ち時間、客層、価格など。
コンビニだと、
ハードな品揃えか、ソフト(サービス)な品揃えか、
中高年向きか、ヤング向きか、
PBが多いか、NBが多いか
などが上げられるだろう。
※PB・・・プライベートブランド
NB・・・ナショナルブランド
3Sは例え商店でも必要な、店舗の経営戦略。
お店の幹部や従業員同士で話し合ってみよう。
そうすれば、社員の思う3Sの内容がいかに
バラバラだったのか、わかるだろう。
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